Excelによる単回帰解析
以下は、駅構内に店の売上です。11店舗目をある駅に出店しようと計画があります。 11店舗目 の駅の乗降者数は40000人/日と分かっています。売上は、どれくらい見込めるでしょうか?
店番号 | 駅の乗降者数(1日) | 売上(万) |
001 | 17760 | 156 |
002 | 22320 | 234 |
003 | 33480 | 262 |
004 | 21480 | 199 |
005 | 25920 | 196 |
006 | 15240 | 186 |
007 | 18240 | 245 |
008 | 23520 | 324 |
009 | 15120 | 246 |
010 | 9360 | 152 |
①Excelの散布図で確認
Excelの散布図で、イメージをつかみます。
表のデータを選択して、「挿入」タブのグラフの散布図でグラフを書きます。横軸が乗降者数です。横軸の40000の時の縦軸の値を求めます。250万~350万程度ではないかと推測できます。
②Excelで単回帰分析
「データ分析」をクリックします。
回帰分析を選択して、OKボタンをクリックします。
入力Y範囲(求めたい項目)は売上のデータを選択します。入力x範囲は、駅の乗降者数を選択します。入力が終ったらOKボタンをクリックします。
以下のようなデータが新しいシートに作成されます。
17行目と18行目に Y = AX + Bの係数があります。式は
Y=0.004056 X + 137.8591
となります。
今回、11店舗目は乗降者数Xは40000なので、
Y = 0.004056 x 40000 + 137.8591
で売上予想ができます。
③Excelで散布図と重ね合わせ
- 以下のように右列に売上予想の列を作成(式は前述で求めたもの)
- 2本の折れ線グラフを描く
- 1本の折れ線グラフを散布図に変更
以下のような図が作成できますので、視覚的にも単回帰分析の確認ができます。